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モウ＝マドゥー帝国皇帝。

世襲制ではなく、12選帝侯から選ばれ、教皇からの戴冠により就任する。

皇帝の地位は高くその権限は強大。その権限を制限し独裁をけん制する制度が、選帝侯からの選定と、教皇からの戴冠である。

王侯諸侯の代表たる12選帝侯といえども、普段は王族、貴族である。

帝国法は各構成国の国法制定の際の礎となり、例えるならば一国における憲法と法律との関係にも似ている。

帝国法を記載できるのは皇帝だけと決まっており、その不在中は議会において決議されても、施行がなされないという事態になる。ただ、帝国法は憲法並みに滅多に改正されることはない。